G20が終了した。
今回は、自国での開催であることもあり身近に感じた。
でも、そこからは同盟や連携や協力というメッセージからはやや離れた印象だった。
中心的テーマは米中関係にはあったもののあれだけの顔ぶれが揃う画像はやはりインパクトが強い。
今回、議論にはならなかったものの私にとっての一番の中心的テーマはやはりトランプ大統領の「日米安全保障条約は不公平だ」の発言。
日本が攻撃された時はアメリカは助けるのにアメリカが攻撃された時には日本は戦わないのは不公平だ、と。
これまでアメリカは世界の警察と称される超大国。
他国から攻撃されることの可能性は低かったし、これまでそういった攻撃が起こらないような国際秩序を作ろうとしてきたのがアメリカだったように思う。
でも、G5で始まったサミットも今やG20
最初、入ってなかった国が大国として参加する。
アメリカに攻撃、もしくは攻撃を抑制するような秩序が徐々に薄らいできているのはないか、と思ってしまう。
でも、日本がアメリカを守るような軍備大国になることが本当にアメリカにとって良いことなのだろうか。
日本を軍備大国にしないための日米安全保障であり憲法9条であったのではないだろうか。
日本国内も先の大戦の反省から作り出した枠組みだったのではないだろうか。
日本はこの傘の中で経済成長と安全を享受してきたはず。
では、この同盟関係の方針が変わり、軍備を進めることが今後起こるのか。
日米の同盟関係のあり方と日本の軍備。
今後、日本の将来を真剣に考える時がものすごく近い将来にやってくる。
その時、世論は真剣に議論が出来るのか?
そんなことを今回のG20を見て考えた一番のポイントだ。