先週金曜日、ある企業のインナーコンテストに参加してきました。
そのコンテストは、企業内で取り組んだプロジェクトや新商品や新サービスの開発をそれぞれが発表し、参加者全員で採点し合い、優れたものを表彰します。
発表者は、自分たちのコンセプトや取り組み、そして成果を力強く発表します。
すべてが魅力的な取り組みでしたが、コンテストだから順位を付けなければなりません。
見事優勝した方は表彰の時、目に涙を浮かべ本当に幸せそうな顔をしていました。
恐らく、そのプロジェクトに熱い想いと時間を費やしてきたんだろうな、と。
これも機会が与えられたからこそ、成し遂げたこと。
その時、こんな言葉を思い出しました。
「バットは振らなきゃ当たらない」
どんなに良い球が来てもバットを振らないと当たらない。
当たり前ですね。
ここで発表された皆は、きっと思い切りバットを振ってきたのだと思います。
企業の管理職の方は野球で言えば監督の立場にいます。
その方たちの役割は、部下という選手に多くの機会(バッターボックス)を与える。
バッターボックスに立った選手(部下)は、そのチャンスを生かすべく思い切りバットを振る。
空振り、ファウル、ヒット、ホームラン、どれも振った結果。
振らなければ、空振り、ファウル、ヒット、ホームラン、どれにもならない。
見逃し三振ではもったいない。
外野でヤジを飛ばすのも一つの生き方。
でも、せっかくならバッターボックスに立って思い切りバットを振ってみる。
場数を重ねれば当たる確率も上がるし、自信にもつながる。
会社の偉い人はそのチャンスを作る。与える。
与えられた部下はそのチャンスを無駄にしない。
この連続ですね。
私も考えます。
「自分は思い切りバットを振っているのだろうか」
いや
「率先してバッターボックスに立っているのだろうか」
いつも、自問自答です。