SCアンドパートナーズ

VOL.1089 「家計調査から見る消費支出の推移」

家計調査を下に2000年からの品目別の消費支出を見ていきます。

今回は、ショッピングセンターで取り扱われる主な分類を抽出しました。

まず、1世帯当たりの月額支出、相変わらずの横ばい

コロナ禍でも強かった食料

これも安定しています。

次にショッピングセンターで扱われる主な分類「家具・家事用品」「被服及び履物」「一般外食」「教養娯楽サービス」の実額の推移

コロナ禍明け、旅行などの娯楽サービスが伸びています。

唯一、戻らないのが「被服及び履物」ですが、2015年には一般外食に逆転されています。

これを2000年を100として2024年までの推移を見ると下記の通りです。

この状況が反映されるようなショッピングセンター内のテナント構成となっています。

食料品などが値上がりを続けている中、洋服は昔に比べると安価になっていますので、額としては低下していくのは仕方ないのかもしれません。


(出所 日本SC協会 2024年冬期記者懇談会資料)

下記は家計調査の出所元です

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-