SCアンドパートナーズ

VOL.1083 「メルボルンの交通網と街づくりに感じる寛容さとは」

歴史的建造物と近代的な建物が立ち並ぶメルボルン


Yara川

世界で最も住みたい街にも選ばれる。

その理由の一つとして、トラムやバスや電車の交通網がとても便利であることが大きいと思う。

トラムやバスが縦横無尽に整備されている。

広域にはもちろん市街地はさらに充実

そして、何と上のマップのグリーンの範囲は乗り降り自由、いつでも無料

この35番は有名なループ

街を一周する

 

この街の中心地(グリーンのエリア)を出ると運賃がかかる。

そこで登場するのは、このmykiカード

カードを買って金額をチャージ

SUICAやPASMOのような感じ

でも、違うのは1回目は5.5AUドルが引かれ2時間無料(日本円で500円)

2回目の利用でプラス5.5AUドルが引かれる。

これで計11AUドル(日本円で1,000円)

そうするとこれが上限

一日、乗り降りがフリーになる。

だから乗車降車のたびにタッチが不要になる(規則はタッチするのかも)

市民も旅行者もとても助かる仕組み

東京の山手線内の地下鉄やバスが無料になったらどんなに便利だろう、と考えるも、それは難しいね。。。

そして、トラムやバスで移動しているととても楽

何が楽かと言うと上下移動が無いこと

地下鉄だと、地下への移動があり、改札があり、そして日本では階段も多い。

それに煩わせることなく移動できるのは、一日歩いていて体への負担がすごく軽い。

日本にも昔は路面電車がそこここに走っていたのにね。

でも、地方都市でトラムを整備しようとすると既存の交通事業者の反対に合うとも聞く。

確かにライドシェアが当たり前になった今の時代、日本では遅々として進まない。

30年間、成長が無い日本の原因の一つかも。

そして、今回は、現金は全く不要でした。

そして、人種の多さ

移民の国とは言え、シドニー以上に多民族であるように感じました。

旅行者もいるとは言え、多種多様

働いている人も多種多様

街中に歩く人たちは、それぞれの言語で会話し、共通言語として英語がある。

これだけの多民族でありながら、街の整備や安全や住みたくなる街になるためにはどうしたらいいんだろう?

と、人口減少の日本は学ぶところが多そうです。

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-