最近、リアル開催とオンライン開催を併用(ハイブリッド開催)するセミナーへの登壇が増えました。
加えて、録画したものの後日の配信など、コロナ禍を経て、セミナーの開催手法も変わりました。
ただ、セミナー会社の方からは「物流関係、オフィス関係のセミナーのほとんどはオンライン開催になったのに商業施設に関するセミナーはリアル開催が強いですね」と言われていました。
この現象については、商業施設のビジネスが「来店」という行動を主としているせいか関係者にも「リアル志向」が強いのだろうか、との仮説を持っていたのですが、こちらも徐々にオンラインに移りつつあります。
先日、登壇した日本SC協会のセミナー「SC運営計画策定入門セミナー」
こちらの会場参加は、わずか3名
オンライン参加が多数を占めました。
このセミナーの内容は、フォーマットを提示して年間のSC運営計画を策定しようというもの
項目1つずつには、かなり専門的な内容も含まれるので、聞かれている方の表情を見ながら理解度を測りながら進める必要があります。
ところがオンライン参加の方の顔は見えず、どこかで躓いているのか、不明な点があるのか、全く分からず。
今回のように会場参加が3名であれば、完全オンライン(ZOOM)開催も検討に入りますが、そうするとこれらがますます分からない。
でも、オンライン開催は、受講の場所を選ばず、特に遠方の方は移動の時間を大きく省くことが出来る利点は大きい。
完全オンラインにすれば講師も移動が不要になる。
実際、オンライン開催のセミナーを出張先の大阪や九州などから行ったこともあり、このメリットは大きい。
一方、「ここだけの話」は絶対にNG
ましてや録画になれば、固有名詞やネガティブ発言は要注意。
無料の営業系セミナーや事例紹介や情報拡散系のセミナーはオンラインでの参加も良いと思うのですが、こういった知識習得系のセミナーは対面が良いと思うのは年齢のせいでしょうか。
参加された方たちはそこで名刺交換をされてネットワークを広げることも出来る。
さてさて、このジレンマにしばし、付き合いながらセミナーを開催してまいります。
ネットワーク作りや込み入った話をしたい人、聞きたい方は、リアル参加をお待ちしております。