今から20年前、365日営業のショッピングセンターに勤務していた。
当時は、大晦日(12月31日)、店舗の閉店後、次の日の元旦の福袋に並ぶ方用にガムテープで並び列を貼る作業を行い、その後、同僚たちと「良いお年をー」と言い合って帰宅。
数時間後、早朝出社の元旦を迎える。
並び列の確認、お客様対応、振る舞い酒のイベントと大忙し。
「最近は元旦からショッピングセンターに出かけてくるんだなー」とたくさんの人出を迎えていた。
1年365日のうち、一番売上の高い日が元旦になることもあり、顧客ニーズに合致しているんだろうとその時は疑わなかった。
あれから20年、社会は様変わり。
人口は減少に転じ、高齢化は進み、買い物はEC、もう福袋に騒ぐ時代でも無くなり。
そんなことも影響してか、正月3が日を休業する施設も登場。
自分が子供の頃、お正月の3が日はどこもお休みで毎日がおせち料理
そんな社会がまた帰ってくるのだろうか。
デンマークでは国民の祝日には、休業する店舗も多いと聞く。
確かに国民の休日なのだから皆で休むのもうなづける。
前年比を追い掛けるあまり、休業日は無くなり、営業時間も長くなり。
そんな日本は、今、人口減少にあえぐ。
この状態を見ると、やっぱり、行動や考え方は改めた方がいいのだろうか。
そんなことを考える2024年の年末です。