2024年9月24日開業したエミテラス所沢は、「株式会社西武リアルティソリューションズ」と「住友商事株式会社」が、西武鉄道所沢車両工場跡地を含む「所沢駅西口土地区画整理事業」地区内で共同開発した商業施設(運営管理は住商アーバン開発株式会社)
所沢駅をおりると「グランエミオ所沢」
ここからワルツ所沢の西武を抜けてエミテラスにつながります。
西武の店内
新しく建設されたデッキを渡り、エミテラス所沢へ
とてもクリーンな感じの設え
インフォメーションセンターの広さに驚きます。
でも、一番驚いたのは、ここ
施設の中心にある「TOKOROZAWA e-CUBE」
動線はサーキットモールを採用し、その中心部にこのホールを設置しています。
とにかく広い、そして高い天井と大きなビジョン
そして、普通と違うのは、このセンターホールを囲んで店舗のファサードがありません。
通常は、人が溜まる空間に向けて店舗を作りますが、ここは一切無し。
実は、広場スペースでイベントを開催すると周囲の店舗に迷惑がかかることもしばしば。
でも、これなら周囲に気兼ねなしにイベントが開催出来ます。
何と、上の階もぐるっと店舗のファサードが無い徹底ぶり
いや、驚きました。
でも、SC運営を経験したことがある方は、イベントの開催と影響を受ける店舗との調整に苦労したことが1度や2度では無いはず。
思い切りましたね。
そして、このビジョンには定期的にユニークなコンテンツが上映され、子供たちが走り回ります。
次に驚いたのはここ
食材を買うゾーンを抜けると大きなフードコート
聞くと、客席数1,000席だそうです。
行けども行けども店舗と客席が続き、週末はさぞかし賑わうのでしょう。
でも、最近、郊外の商業施設では、1,000席のフードコートは必要だと感じますね。
今回は、アプリなどの「デジタル」に力を入れたとのこと。
ディレクトリにも満空表示が徹底されています。
そして、ここは西武鉄道所沢車両工場跡と言うこともあり、鉄道の記憶も。
ノスタルジックを感じます。
屋上にもスペースを作り、館内には広いフリースペース
こんな広いフリースペース作って大丈夫かな、と心配になるくらいです。
今回、所沢という既成市街地にどうやって大型施設を開発したのか、そして、スキームをどのように組み立てたのか、新しいチャレンジをどのように取り組んでいるのか、これらがスッキリつながりました。
館内を歩いていると、来街者の年齢層が非常に広い。
所沢の特徴でもあるのでしょう。
装置産業としての商業施設の工夫が随所に感じられるエミテラス所沢でした。
詳しくは、
↓
https://www.seiburealsol.jp/pdf/news/240924_emiterrace_hp_all.pdf