小田急線狛江駅直結・高架下に開業した「小田急狛江マルシェ」が面白い。
実は狛江駅、行ったことがなかったのですが、多摩川も近く、落ち着いた住宅が広がる街。
こういった住民が中心となる商業施設は、「利便性だけで作るか」、「奇をてらった都会的なテナントを誘致するか」、このどちらかになりがち。
でも、今回は、その両方ではなく「滞在性」や「街とのつながり」や「街へ開かれた施設」を目指しているように感じます。
そして、何より、行政と民間が完全にタイアップ
このくつろぎスペースも官民の境を超えての設え(すごいです)
相当な苦労があったと思いますが、双方の想いが結実した結果ですね。
この通路、以前は車道だったとか。
それを完全歩行者道路にして滞在性を高める。
テナントもデイリー性からこだわりからオーガニックまで
ここのお弁当はお客様が絶えません。
常に変化するPOPUP店舗
小田急ならではの「箱根そば」
夜になってしまったので、暗くて見えにくいですが、書店が復活。
街の人も待ち望んでいた書店
中に入るとこんなゾーンが。
住民が持ち寄るのだそうです。
本好きの人にはたまらない施策。
駅は公共性も強く、色々な方が利用し、その利用時間も早朝から夜中まで長い。
だから、「管理志向」になるのは仕方がない。
「何かあったらどうするんだ!」
この言葉で色々なことが制限されてしまうことが多い中、今回はあえてチャレンジ。
実はまだ完全開業ではなく、一部工事中。
来年には店舗も増えるそうです。
官民連携による鉄道会社と市との協業。
これからの在り方を示しているように思います。
街に開かれた設計とするため、店舗前閑地を作り、あえて外向き店舗にしています。
詳しくは
https://www.odakyu.jp/news/b4fuqs0000003z90-att/b4fuqs0000003z97.pdf