なんばパークス
長い工事が終わり、パークスガーデンが完成
なんば駅からなんばパークスへの入り口から登ります。
ところどころにそのエリアのコンセプトが表示されています。
ここは、Dry&Wet
「ドライ&ウェット?」と聞くと、乾いた乾燥した大地に植生する木々と湿地帯に自生した樹木を表しているとか。
こちらがドライ
アメリカ・テキサスの砂漠に見るような景色
こちらがウェット
東南アジアで見るような景色
こんな感じで登っていくとどんどん景色が変わっていきます。
途中にはイベントスペースや樹木を買うことも出来ます。
もう少し登ると「せせらぎ」エリア
ここにこんな川があるなんて知りませんでした。
確かにさらさらとせせらぎの音が。
これらは今回の工事で造作したものだそうです。
ユニークなのは、ここ。
コンセントとWi-Fiが完備され、上のオフィスの方達がゆったり仕事をしています。(うらやましい)
一番上は寝そべることが出来るエリア。
ここに寝そべり空を見ると本当に空の広がりを感じることが出来ます。
何時間でもいれそうです。
そのまた上はBBQガーデン。
インバウンド客で賑わっているとか。
今回、一番驚いたのは、20年に渡り、このパークは維持されてきたこと。
そして、これまでの管理方法を見直し、大きく投資をかけ生まれ変わらせたこと。
そして、20年に渡り、ここを管理してきた「ガーデナー」の方達の熱い思いとデベロッパーの覚悟
ショッピングセンターでのリニューアルは必ず直接的な回収計画を求められる。
でも、こういった環境整備は直接的に回収計画は立てにくい。
それを押して多額の投資をかけたデベロッパーの覚悟は相当なもの。
なんばパークスの開業時は、都心の駅ビルのようなブランドのラインナップで都会的な雰囲気だったけど、私はパークスという名称にそぐわないのでは?とずっと思ってきました。
時代がそうさせたのでしょう。
でも、時代がようやくパークを求め始め、なんばパークスのデザインがとても生きてきているように感じます。
テナントの顔ぶれもかなり変わり、アウトドアやエンタテインメント、時代と共に変化するなんばパークスは面白い。
そんな感想を持って後にしました。
このガラスは氷河をイメージして作られたものだそうです(初めて知りました、すみません)
詳しくは、現地でこちらの冊子で知ることが出来ます。
ガーデナーによるツアーも行われているようです。
普段から多くのショッピングセンターを廻りますが、活気のあるSC、変化のあるSC、新しい試みをするSC、これらすべてに寝食を忘れて取り組む人達がいる。
最近は、ワークライフバランスとか、働き方改革とか、色々言われる時代だけど、SCを自分事として育む人達がいることで成長を続けているように思います。
この想いが長く受け継がれることを願っています。