「河川は保全するもの」という意識は強い。
台風の多い日本では、氾濫に悩まされ、治水が大切な公共事業になってきた。
でも、河川沿いに建物が建っていないかと言えばそうでもない。
写真は春吉橋から望む中州と那珂川。
建物はびっしりと建っている。
でも、多くのビルは川に背を向ける。
これはここだけではなく、東京でも川に背を向けて立ち並ぶ場所は多い。
例えば、渋谷を流れる渋谷川など。
水害
このイメージを少し変えて街づくりや、街の景観や、観光資源にはならないのだろうか。
ホイアンの夜はナイトマーケットで賑わう。
この街も昔から同じように洪水と浸水の多い場所。
でも、水辺は人々を吸いよせる。
シンガポールのクラークキー
ここも夜ともなれば、たくさんの人がご飯を食べに来たり、ボートに乗ったり。
海に囲まれ、河川も多い日本。
昔、日本では、川沿いは、淫靡な場所として発展した。
でも、これからは広く誰でも楽しめる空間にすることで観光資源になりそうだけど、猛暑の夏や冬の寒さや雨、四季がある日本では、難しい?
でも、川を保全、治水の対象として考える一方で、「借景する自然」として捉えることで街が変わりますよね。
一方で、私の周りの中小河川は、護岸されたり、埋められ暗渠になったり、残念に見ています。
中州沿いの那珂川は、整備が進むようです。
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