SCアンドパートナーズ

VOL.1028 「河川は観光資源にならない?」

「河川は保全するもの」という意識は強い。

台風の多い日本では、氾濫に悩まされ、治水が大切な公共事業になってきた。

でも、河川沿いに建物が建っていないかと言えばそうでもない。

写真は春吉橋から望む中州と那珂川。

建物はびっしりと建っている。

でも、多くのビルは川に背を向ける。

これはここだけではなく、東京でも川に背を向けて立ち並ぶ場所は多い。

例えば、渋谷を流れる渋谷川など。

水害

このイメージを少し変えて街づくりや、街の景観や、観光資源にはならないのだろうか。

ホイアンの夜はナイトマーケットで賑わう。

この街も昔から同じように洪水と浸水の多い場所。

でも、水辺は人々を吸いよせる。

シンガポールのクラークキー

ここも夜ともなれば、たくさんの人がご飯を食べに来たり、ボートに乗ったり。

海に囲まれ、河川も多い日本。

昔、日本では、川沿いは、淫靡な場所として発展した。

でも、これからは広く誰でも楽しめる空間にすることで観光資源になりそうだけど、猛暑の夏や冬の寒さや雨、四季がある日本では、難しい?

でも、川を保全、治水の対象として考える一方で、「借景する自然」として捉えることで街が変わりますよね。

一方で、私の周りの中小河川は、護岸されたり、埋められ暗渠になったり、残念に見ています。

中州沿いの那珂川は、整備が進むようです。

https://scandpartners.jp/blog/post-12944

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-