DSCオンラインの連載でも何回か触れた「単館SC」
単館SCとは、大手企業のように複数の施設を持たず、一企業一SCで経営されるSCのこと。
日本の3,000あるショッピングセンターのうち、1,000SCが単館SCと言われている。
この「コクーンシティさいたま新都心」もその一つ。
世界遺産、富岡製糸場で脚光を浴びた片倉工業株式会社が経営する。
以前は大手チェーンSCの強さが際立っていたけど、コロナ禍により環境が一変したようです。
それまで流動に負った運営をしていた都市部のSCが苦戦する中、地域を見据えた経営がコロナ禍では奏功した。
出店するテナント側も都心だけでなく、こう言った都市圏外縁部への出店によるポートフォリオを考え始まる中、コクーンシティでは、この動きに対して敏速に動き、テナントミックスをコロナ禍をチャンスに一新した。
そして、今度は、地域性を重視した子供をターゲットにした対応を強化。
少子化とは言え、子供がいなくなったわけではなく、確実にそのマーケットは存在する。
今回はここにフォーカス
新業態も含め新しい取り組みも多数。
そして、新しいチャレンジは、ここ。
そう、テスラ。
昔は、車の販売店がSCに入るとリーシングに苦労してると解釈された。
でも、今は違う。
理由は、洋服と雑貨で作る施設よりもっと多様化された施設が好まれること。
そして、テスラのようにコンテンツとして、しっかり評価されるブランド力が育ったこと。
こう言ったことからクールな環境が作られるようになった。
ここはかなり広い面積なので、多くのテスラが見られ、駐車場も近いので試乗もスムーズ。
まだまだEV市場の行方は分からないけど、やっぱりテスラはカッコいい。
そして、この型
未来を感じさせる。
既にアメリカでは、運用されていること。
でも、残念ながら日本では法律上、公道を走ることが出来ないため、こちらは展示だけだそうですが、好きな方は見たいですよね。
そして、コスメにもチャレンジ。
百貨店が十八番のコスメもいよいよSC展開が始まる。
外資系アパレルも好調とのことで、サブ動線がメイン動線を上回る活性化が実現したそうです。
単館SCの強さ
それは、
1 意思決定の早さ
2 過去の成功体験に縛られない
そして、
3 担当者のSCへの愛、寝食忘れて取り組む姿勢
この3つは莫大な力を発揮する。
こんなことを説明を聞きながら感じて帰ってきました。
まだまだ、SCに、やりようはありそうです。