新入社員研修を通して感じること。
彼らの生まれた多くは2001年
2001年と言えば、SC業界では、「定期借家制度、大店立地法、J-REIT」が既にあることをこのコラムでも記載しましたが、人口動態の側面で見ていくとまた違った見方が出来ます。
下記は、生まれた人数のグラフですが、
2001年生まれは、団塊世代と比べるとその数、わずか43%
今、50代の団塊ジュニア世代と比べても56%
これは人出不足になるのも頷けます。
最近、就活生が居並ぶ企業の採用担当の年配社員を逆面接する(フィクション)動画がバズっていましたが、そんな時代がやってきそうです。
就職市場は、今は売り手市場
これだけ聞くと、新卒の方に有利な状況に感じますが、そんなことばかりではなさそうです。
今後、ますます出生数は減少、高齢化によって生産年齢人口も減少します。
経済も一人あたりのGDPが、ドイツに抜かれることが先日話題になっていましたが、今度はインドに抜かれるとか。
ますます市場の大きさは縮んでいく。
売り手市場になって就職がしやすくなっても経済がシュリンクし、賃金も上がらず、高齢者は増えて社会負担はますます重くなる。
ずっしりと若者に乗っかっていく。
だから、これから社会に出る方は、留学やワーキングホリデーなどを活用したり、語学や文化を学び、日本に留まらず、世界に飛び出す。
野球選手やサッカー選手などスポーツ界ではいち早く行動しています。
これまでのような終身雇用制に守られて、70歳の定年まで無事働くことは難しい。
自分を磨き続けること。
スポーツ界でもストイックに自分を磨き続ける人だけが成功しているように思います。
小さくまとまらず、大きく世界に羽ばたくことが求められる。
でも、「自分の時間を大切にしたい」「転勤したくない」と言った声が多いのも事実。
物価も上がらない、金利も無い、成長も無い、でも生活は安定した成熟の失われた30年の影響でしょうか。
今日の選択が明日の自分
後悔の無い人生を。