多くのショッピングセンターで「地域連携」をうたう施設は多いものの、その多くは、集客と売上拡大の手段として取り組む施設が多い。
でも、ここ盛岡のフェザンは違う。
地元の大学と連携し商品開発をしたり、地元の特産品を集めて自ら首都圏で催事を行ったり、とにかく、地元との連携と発信を中心に活動している。
下にある店舗も全部、地元の店。
これまでショッピングセンターは、トレンドとか、新業態とか、○○初とか、マスマーケティングを進めてきました。
でも、人口減少、少子高齢化の社会にあっては、新規顧客の拡大より既存顧客の重要性が増す。
例えば、この「じゃじゃ麺の白龍」
いつも行列。
地元の方も来るし、観光客も来るし、ビジネス出張者も来る。
地方SCのヒントがここフェザンにはあると思います。
新規客獲得のために奇をてらったことを行うのではなく、不動産であるSCは、もっと足元を大切する時代になった。
コロナ禍が気づかせてくれた最大のテーマかもしれません。