五所川原街づくり株式会社の運営するショッピングセンター「ELM」
以前からその評判を聞き、いつかは行ってみたいと思っていたところ、訪問の機会を得ました。
弘前からリゾートしらかみに乗り五所川原駅まで38分
五所川原駅
五所川原駅からは路線バス。
このバス乗り場で時間まで待ちます。
ここからバスに乗ると、ほどなく、イトーヨーカドーの看板とELMのサイン
大きい。
形状はクランクしたLの字
環境は白を基調にした吹き抜け通路のモール形式
1997年の開業、かつ地元の単館SC
地域のリーダーの下、地元商業者達で開発されたと聞いていますが、当時、これほどのクオリティを持つモールを作ったのは驚きます。
計画時はバブルが崩壊した時期と重なると思うので、関係者の苦労は相当だったと思いますが、当時はまだGMSとテナントSCが多い中、こういったモール開発は先見の明を感じます。
面白いのが飲食ゾーン
照度と床パターンを変え、雰囲気を作っています。
そして、このフードコート
そう広くはありませんが、有名ラーメン店だけのフードコート
この形態は初めて見ました。
子供のちょっとしたポケットパークも。
ユニークだなと思ったのがインフォメーション。
ここではタバコやチケットが売られているのでレジがあります。
これも珍しい。
実は、弘前駅、五所川原駅と人の数が少なく心配でしたが、ここに来たら、老若男女たくさんの人。
生活圏が駅では無く、車社会での生活なのでしょうね。
外周にはいくつかの店舗がスタンドアローンで立地しています。
これらがELMの一部なのか、別個のものなのか、分かりませんが、ここに来れば何でも揃うという感じです。
こちらに行った7月1日、IYからこの店舗の撤退が発表されました。
報道では、撤退リストの1つになっているようです。
今回、ELMに行ってみて思ったのは、どうしても「首都圏からの距離」「駅からの距離」と言う観点で常に見てしまうことのまずさ、です。
やはり、そこには生活がある。
地域で成り立つショッピングセンターは、商圏が全て。
評判のELM、ようやく行けました。