・島根県が地盤の一畑百貨店(松江市)は13日、2024年1月14日に営業を終了すると発表。
・大型ショッピングモールの出店やネット通販の台頭などで業績が低迷していた。
・島根県は山形県や徳島県に続き、全国で3つ目の百貨店がない都道府県となる。
今朝の新聞記事。
また、百貨店の無い県が一つ増える。
寂しい限りです。
百貨店は1991年をピークに漸減。
コロナ禍も大きなダメージとなったことでしょう。
でも、不思議なのは、30年間という期間、反転攻勢、V字回復を狙うことは出来なかったでしょうか。
「そんな簡単に言うな!」と怒られそうですが、記事には「大型SCやネットの台頭」に屈したとありますが、大型SCも、ネット販売も、百貨店でも出来るはず。
それをやらなかった。
不思議です。
売上減少は他でもない顧客からの支持を得られなくなったため。
もちろん、人口の減少はあれど、小売りに拘ることは無いし、ビジネスは無限。
流通は「変化対応業」と呼ばれます。
残った百貨店の皆様の起死回生を期待したいと思います。
では、ショッピングセンターはどうか。
実は、こちらも2018年をピークに減少し始めています。
百貨店から遅れること30年。
SCも百貨店が対岸の火事では無くなったと言うことでしょう。
自らで作り出した定義や成功体験は一旦横に置いておいて、次のステージに行くことが大事。
今朝の朝刊を見ながら感じていました。