SCアンドパートナーズ

クリスマスツリーの効果とは。

明日から11月。ショッピングセンターでは、11月3日がクリスマスツリーの点灯式が開催される。
もう、クリスマスツリー?という感じも拭えないが最近は早々と設営される。
月刊誌のクリスマスツリー特集に間に合わせようとしたら10月末には撮影したい。だから、必然的に11月3日が点灯式となる。
もし、11月3日に点灯式が出来ないクリスマスツリーの設営スケジュールであれば、来年から見直した方がいいだろう。

このクリスマスツリーの設置が及ぼす大きな影響は3つ。

1.賑わい
この季節にツリーが無いのはありえない。
ツリーが出来ることでショッピングセンターが盛り上がる。
それを見に来ることも多い。

2.歩行距離
ショッピングセンターでは、顧客がいかに長い距離を歩いてもらうのか、腐心する。そこにクリスマスツリーが登場するととりあえず顧客はそこまで歩く。場合によってはSNSにアップする。だから、クリスマスツリーは、目に見える範囲で奥の遠くの場所に設置することが効果が高い。

3.気分一致効果
大きなクリスマスツリーを見て、他者へのプレゼントを考える、もしくはクリスマス商品を買う、これらの行動は装飾に喚起されて起こることも多い。装飾は最大のプッシュ戦略。

クリスマスツリーの設置は、相応の金額がかかるし、ダイレクトな効果が測りにくい。
でも、クリスマスツリーなどの季節を感じさせるものとして、とても重要だ。
日本のように季節の歳時記が多い国ではなおさらだと思う。
だから、クリスマスツリーの設置費用をケチらないように。

この記事を共有する

CONTACT USお問い合わせ

これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-