今年に入って戦禍の影響か電気代が上昇。
多くの電気を使う商業施設にとっては経費に大きく影響する。
その一方でコロナ禍の影響で空室が発生し、賃料の下方圧力も強まっている。
出は増え、入りは減る。
そんなことから節電は避けられない。
先日、近所のショッピングモールに出かけると「暗い」
節電しているのでしょうか。
でも、これで充分、と感じました。
むしろ、共有部の照度が落ちたことで、店舗のファサードが目立つ。
以前から日本のショッピングモールは白く明るいイメージ。
もう少し、色温度や照度にメリハリを持たせてもいいのでは、と思っていた私にはとても居心地がいい。
昼は天窓から日差しが入り、夜はだんだんと暗くなる。
四季のある日本では、一日の昼時間が変わる。
「日が短くなったなー」という日没の時間の変化で季節を感じる。
一年中、同じ明るさ、同じ温度、同じ環境を良しとしてきた商業施設。
日差しをシャットアウトして売り場を作ってきた小売店舗。
そこにアンチテーゼ。
確かに暗くなってくると帰宅を急ぎたくなるし、商品の色合いも照度で影響する。
それを考えるとどうしても一定の照度を一日保持したくもなる。
売上売上・・・
でも、夜遅くまでお客様は滞在しているのだろうか。
収入と費用、本当にバランスしているのでだろうか。
今回をキッカケに照明と環境計画を見直してもいいかもしれませんね。