SCアンドパートナーズ

VOL.836 「モールの照度について考える」

今年に入って戦禍の影響か電気代が上昇。

多くの電気を使う商業施設にとっては経費に大きく影響する。

その一方でコロナ禍の影響で空室が発生し、賃料の下方圧力も強まっている。

出は増え、入りは減る。

そんなことから節電は避けられない。

先日、近所のショッピングモールに出かけると「暗い」

節電しているのでしょうか。

でも、これで充分、と感じました。

むしろ、共有部の照度が落ちたことで、店舗のファサードが目立つ。

以前から日本のショッピングモールは白く明るいイメージ。

もう少し、色温度や照度にメリハリを持たせてもいいのでは、と思っていた私にはとても居心地がいい。

昼は天窓から日差しが入り、夜はだんだんと暗くなる。

四季のある日本では、一日の昼時間が変わる。

「日が短くなったなー」という日没の時間の変化で季節を感じる。

一年中、同じ明るさ、同じ温度、同じ環境を良しとしてきた商業施設。

日差しをシャットアウトして売り場を作ってきた小売店舗。

そこにアンチテーゼ。

確かに暗くなってくると帰宅を急ぎたくなるし、商品の色合いも照度で影響する。

それを考えるとどうしても一定の照度を一日保持したくもなる。

売上売上・・・

でも、夜遅くまでお客様は滞在しているのだろうか。

収入と費用、本当にバランスしているのでだろうか。

今回をキッカケに照明と環境計画を見直してもいいかもしれませんね。

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-