昨年もこの時期(10月)は、コロナ禍は落ち着いていました。
でも、11月になり、オミクロン株とやらが急拡大。
11月29日には総理大臣が外国からの入国をストップすると宣言しました。
今年も今のところは沈静化していますが、これから寒くなるとどうなるのでしょう。
昨年のようにならないことを祈るばかりですが、やはり、今は「マスク着用」が話題に上ります。
このマスク着用については、各人の考え方が違うので、なかなか難しい問題ですが、昨日、テレビを観ているとオーストラリアに行った総理大臣はノーマスクで会談しています。
確かに先日行ったシドニーではマスクをしている方はほぼいませんでした。
シドニーの街の様子
でも、日本に帰国すればマスク着用で国会へ。
日本では、ノーマスクで会話している飲食店の窓から見える道行く人は皆マスク着用。
(店内はノーマスク、屋外はマスク着用)
そして、何故か、トイレに行くときはマスクをする。
テレビを観ていてもスタジオに人はノーマスクなのに、現場の取材者はマスク着用。
屋外ではしなくてもいいと政府も言っているのに、子供たちの運動会はマスク着用。
すっかり矛盾だらけの社会ですが、これも現実。
それぞれの国の事情も国民感情も国民性を違うので、仕方ないですね。
と思っていたら、厚労省から関係業界に事務連絡がありました。
更なる周知のお願いというリーフレットはこちら。
これがなかなか微妙。
「屋外では不要」ではなく、「原則」不要。
屋内では会話を「ほとんど」行わない場合を除き着用。
「原則」「ほとんど」なかなか、解釈が難しい。
こうなるとやはり外せないのが国民感情でしょう。
実は、このマスク着用は、今年の5月にも同様のリーフレットが発行されています。
この時のリーフレットに比べると今回はすっきりはしています。
そんなこんなで感じているのは、マスク着用とエスカレーターの乗り方が似ているということです。
「エスカレーターは並んで乗ってください。」「エスカレーターは歩かないで下さい」「エスカレーターは歩くと危険です」と書いてあるにも関わらず、ずっと一人だけしか乗らず、横を空ける。
朝の鉄道駅、どんなに混雑していても一人しか乗らず、長い待ち列が出来る。
この習慣は、この先も続くのでしょう。
「愛する人を守るために」マスク着用。
「ランニング中も飛沫は飛ぶ」からマスク着用
「周囲のために」マスク着用。
こういったことに反応して登場するマスク警察。
こんな状況を見ているとマスク着用は、エスカレーターの習慣のように定着するのではないだろうか、と思っています。
政府からルールが出ないと判断できないのではなく、一人一人が自らで判断できる国民であってほしいとも思います。
風邪をひけばマスクするし、花粉症の人もマスクするし、マスクが苦手な人も出来ない人もいるし。
それぞれの事情は違うはず。
マスク着用は炎上しそうなテーマですが、11月、また感染が広がらないことを祈るばかりです。