SCアンドパートナーズ

vol.824 「Rohdes Central」

シドニーレポート④は、「Rohdes Central」

場所は、セントラルから鉄道で30分ほど西へ行った住宅地。

街を歩いている人を見ると、アジア系の人が多いですね。

シドニーは、本当に多民族。

移民の国

日本も、いずれ、人口減少、高齢化の先には移民と多民族国家になるのでしょうか。

このRohdesの街の雰囲気は、たまプラーザや多摩センターという感じです。

そこにこの「Rohdes Central」があります。

入るといきなりの空間

真ん中がアトリウムで屋根はテント式。

オープンモールにテント屋根の作りです。

日本では港北東急で採用されている形態ですね。

この真ん中には客席が並び、周囲には飲食店。

2階は、サービス店舗やジムや着席タイプの飲食店が並びます。

物販はほぼ無し。

地域の生活のための食事とサービスの集積。

下に降りると、スーパーマーケットのWoolworths

生活に必要なものが揃います。

日本だと、イオンの「そよら」が近いコンセプトですね。

今後、日本でも高齢化が進み、交通弱者が増えると、これまでの巨大モールは敬遠され、こう言ったネイバーフットのスタイルが好まれてくるのでしょう。

もちろん、日本とシドニーでは並ぶお店は変わりますが、基本的な生活はそちらに動いていくことを感じさせる施設でした。

ちなみに、ここから5分ほど歩いた先に「Rohdes WarterSide」というリージョナルSCがあって、そこにはIKEAやKマートもあって物販はそこで十分満たされています。

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-