シドニーレポート②は、QVB(クイーン・ヴィクトリア・ビルディング)
今回、シドニーに来た目的の一つ。
かのピエール・カルダンが「世界で最も美しいショッピングセンター」と言ったとか言わないとか。
直接聞いたわけではないので、真偽は分からないですが、まずは百聞は一見にしかず。
場所は、タウンホール駅のそば。
交差点から見た全体はこんな感じ。
美しい…
造られたのは、1898年のロマネスク様式。
中に入ると。
重厚感がありながら決して威圧感も無く。
そして薄暗い。
最近のショッピングセンターは、とにかく明るいけど、ここは薄暗いくらいがちょうどいい。
ちょっと残念だったのが、これ。
恐らく後付けで造られたエスカレーター。
顧客利便のために造られたと思うけど、せっかくの雰囲気が…
とは言え、やはり、美しいショッピングセンターに変わりはないでしょう。
今回、訪れて驚いたのは次の2点
まず1点目。
この建物、1930年頃はシドニー市役所だったとか。
こんなモール形式の建物をどうやって役所にしてたのか。
当時を見てみたかった。
そして2点目は、店舗がバラバラに閉店していくこと。
日本では統一の営業時間が基本。
でも、ここは18時くらいから毎々に閉店し始める。
もう、暗い店もチラホラ。
カフェも閉店してこの通り。
営業時間を統一するのは、日本くらいと言うのは知っていたものの開店時間ではなく、閉店時間もバラバラとは。
でも、それが当たり前。
そのくせ、古い建物は大切に使う。
この価値観の違いはとても面白い。
そんなことを感じながら見てきました。
商業施設を担当する方は是非この「世界で最も美しいショッピングセンター」を見てみてください。
きっと世界観が変わるでしょう。