2019年ラスベガスで初めてUberを経験した。
スマホで呼ぶと一番近いところに居たであろう車がたちどころにやってくる。
ホテルにはUber乗り場も設置され、ドアマンも「Uber?TAXI?」と聞いてくるぐらい一般化。
そして、やってきた運転手は、普通の素人の個人の方。
スマホから行き先を入力しているので運転手には行き先を告げる必要もなく、乗り込めばそのまま発車する。
目的地に着いても支払いを登録しているので運転手と支払いのやり取り不要で下車。
何て便利なんだろうと感動した。
聞けば、乗客は運転手の評価も出来、逆に運転手も乗客の評価が出来ると言う。
いやはや、平衡感の強い国ならではとさらに納得。
この利便性高いサービスは残念ながら日本では、色々な大人の事情で認可にはならず、ギリギリUber eatsが展開している。
何と残念なことかと思っていたら、最近のGOタクシーがテクノロジーを使ってタクシーそのものをこのUberに近づけてしまった。
アプリで呼び、支払いも事前登録すれば支払いのやり取りも不要。
タクシーも流しをしなくなりこれで呼ばれることを待てばよくなったとか。
この変化に対するタクシー運転手の皆さんの評価は残念ながら聞くことは出来ないけど、とにかく、利用者側の利便性は上がった。
時には離れて住む親にタクシーを呼ぶことも出来る。
既存のサービスをテクノロジーを使って新たなビジネスにする。
まさしくプロセスイノベーション。
旧来の銀行と、楽天やSBI。
SCもECに変わり。
新幹線のEXICカードが券売所を不要とする。
電話機がパソコン(スマホ)に変わる。
古くは国鉄の駅に取りに行っていた荷物を宅急便が家に届けるようにした。
今、テクノロジーの進化が日本のタクシーをUberに変える。
規制や既得権益に守られたビジネスを創意工夫で新たなビジネスに転換する。皆の努力に敬意を表したい。