コロナ禍が始まってから定期的に発表されているgoogleモビリティのデータを追いかけていると人の動きが分かります。
下の図は、コロナ禍が始まった2020年当初からのもの。
緊急事態宣言や重点措置のたびに上下していますが、ここへ来て気になるのは、ずっと安定していた「食料品・薬局」の低迷です。
感染が広がり行動が制限された当初は、最寄り品の好調が指摘されていましたが、ここへ来て一巡、ということでしょうか。
一番気になるのは、この人々の行動は「戻るのか?」
下記は、上のグラフを2022年に限って集計したものですが、少しずつですが戻ってきているように見えます。
ところが、もう少し短期で見ると下記のグラフとなります。
ずっと低いまま。
平均すると、
小売りレクリエーションで▲21
乗換駅で▲22
行動宣言はされていない今でも、この状態です。
今後、戻ったとしてもあと数%でしょう。
オンラインが普及した今、かねてから言われている人の行動は「コロナ前の▲15になる」の指摘もあながち外れていないかもしれません。
通勤電車は戻ってきたようにも感じますが、会議はオンラインに代替されることも多く。
とすると、「戻ることを待つ」よりも、「この数字を前提に考えていく」方が生産的のようです。