SCアンドパートナーズ

Vol.604 「サーティワンアイスから学ぶマーケティング」

マーケティングに興味を持ったのはサーティワンアイスクリームのネーミング。

発祥地のアメリカの店名は、「Baskin Robbins(バスキンロビンス)」

これは創設者のBaskin(バスキン)氏とRobbins(ロビンス)氏にちなむ。

でも、日本では「サーティワンアイスクリーム」

確かに日本人にBaskin Robbinsと表記された店名看板を見せても読みにくいし覚えにくい。

それを「サーティワンアイスクリームとして31日毎日違う味が楽しめる」という意味かどうかは不明だけど、そんな印象を受ける。

移り気な日本人をしっかり31日間、捕まえていく。

うまく日本のマーケットにアタッチしたな、と感心する。

その結果が多くのアイスクリームのブランドが出来ては消えていく中で長く親しまれるサーティワンアイスクリーム。

完全にマーケティングの勝利。

味とメニューと価格とサービスとブランド価値とプロモーションとFC運営のマーケティング戦略。

学ぶところは多いな、と思う。

でも、店舗サインには2つの表記。

日本での本当の店名は、「サーティワンアイスクリーム」? それとも、「バスキンロビンス」?

もしかしたら「バンスキンロビンス サーティワンアイスクリーム」?

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

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