長らく工事中だったハドソンヤードの開発が進み、商業施設部分が開業した。
「Hudson Yard(ハドソンヤード)」の場所は、マンハッタンの西側、地下鉄で7番線の「34st Hudson Yards」の駅
降りるとこのVessel<ベッセル>が出迎える。
もちろん、登ることも出来る。
でも、時間指定での予約をしていかないと待つことになるので注意。
ここハドソンヤードはまだ建設中。
完成は2025年を予定。
商業施設は2019年3月に開業した。
一言で言うと「ハイエンドSC」
ただ、ハイエンドと言ってもニーマンマーカスとラグジュアリー、そしてファストファッションまでかなり幅広くカバーしている。
そして、あのハイラインとも直結
場所も仕上がりもかなりいい。
公共空間もクリアな感じ
エントランスからはベゼルが見渡せる。
ハイラインの南側からハドソンヤードを見たところ。
左側の商業施設を出るとハイラインに出ることが出来る。
気になったのは、このワインショップ併設のスーパーマーケット。
しっかり、生鮮も品揃えしている。
ここの商圏と客層は分からないが生鮮からデリまでかなり充実している。
ホールフーズのようなバラエティは無いし、イータリーのようにエンターティンメントさは無い。
でも、品質の良いものをしっかりと品揃えしている。
日本からもUNIQLO、無印良品も。
UNIQLOのウィンドウ。
ナチュラルなこのブランド、初めて見たけど、きっとこの商圏に合致しているのだろう。
公共通路にもくつろげる場所。
面白いな、と思ったのがこのお店
知育玩具とワークショップのスペースと子供の遊ぶ場が複合した店。
ファストファッションも。
百貨店のニーマンマーカス
ラグジュアリーは独立して出店。
(雑感)
日本では、ラグジュアリーブランドは百貨店と路面店への出店が中心で、ショッピングセンターにはほとんど無い。
日本でショッピングセンターというとマスマーケティングに近いボリューム層をターゲットにした施設が多いが、今後、こういったハイエンドなショッピングセンターが登場することも近いのでは、と思っている。
そして、この開発のようにミックスユース。
複合用途の開発。
日本では、商業施設だけでは利回りが採りにくくなっていることからこういった開発が増えるだろう。
そして、今回はハイラインと直結。
こういった社会インフラの整備と街づくり。
これらと一体となった開発は強いことを改めて感じる。
1つ加えると「クラフト感」
それを全体のブランドから感じる。
お仕着せでない商品とサービス。
キーワードになっているのかもしれません。
商業施設の担当者の皆さん、ハドソンヤード、見に行ってください。