2019年9月20日(金)「大丸心斎橋店 本館」が開業した。
グランドオープンは田丸 麻紀さんをゲストにセレモニーが開催された。
ここ「大丸心斎橋店 本館」は2015年12月営業終了後、2017年1月に着工し、今回の開業に至った。
百貨店らしくゴージャスな造り。
工事費の高い今の時期、大変だったろう。
地下にはフードホール
ちょっとした食事にいい。
大丸松坂屋の方に「飲んでいってくださいね」と言われたようにちょっと一杯も想定した造りになっている。
そして食料品売り場も百貨店ならでは。
装飾も美しく品揃えも豊富だ。
そして、コスメとラグジュアリーが続く。
上層階に行くほどカジュアルに。
テナントの顔ぶれは幅広い。
ラグジュアリーからポケモンまで。
「今回、この開発は、銀座では、「百貨店をやらない」と宣言してラグジュアリーモールを作ったのですが、心斎橋の新しい本館は、次世代と世界に通用する「百貨店の進化形」を示したいと考えています。 (JFR山本社長2019.6.11)」
とあるようにGSIXとは少し違った考え方のようだ。
そして、
「新しい本館は、従来の百貨店のように婦人服、紳士服といったカテゴリーにとらわれないフロア構成。館の6割以上が定期賃貸借契約で、ブランドの世界観を制約なく発揮していただいた特別感のある空間づくり。さらに、新しい象徴となるアート作品の設置やイベントの開催。一方、百貨店のカテゴリーとして有望な化粧品、ラグジュアリーブランド、宝飾品、時計などは、従来の契約形態で、更なる収益拡大を狙います。(大丸松坂屋好本社長2019.6.11)」
と、賃貸借契約と百貨店契約の混合によって開発している。
今回の開発は、立地特性との整合、契約形態の違いによる運営管理、梅田地区や難波地区との競合など、非常に興味深い点が多い。
いずれにしても商業施設は春夏秋冬、一巡しないとその成否は分からないもの。
そして、ここは未だPARCOの開業が控えている。
大阪マーケットは、これから梅田エリアの大規模開発、万博、夢洲のIR、鉄道網の整備など大きく変わる。
まだまだ目が離せない。
そんな印象を持ちながら心斎橋を後にしました。
今回のテナントは、こちらから。
https://www.j-front-retailing.com/_data/news/20190822shinsaibashilist.pdf