SCアンドパートナーズ

Vol.184 進化する従業員休憩室

昔、流通の現場でのスタッフ休憩室ほど質素なところは無かった。
お客様第1主義を考えるあまり、スタッフはお金をかけない内装の休憩室。
場所も地下の窓の無いようなところに追いやられることも多かった。 

でも、今は違う。
ESあってのCS

働く人こそゆっくり休憩してストレスを取らなければお客様の満足度など考えられない。

ということで、今、多くのSCでテナントスタッフ休憩室の充実に取り組んでいる。
どのSCも工夫を凝らしたリニューアルを進め、店舗の共有部とほとんど変わらないレベルまで休憩室の環境を整えている。

その中でも今、注目すべきは、「高崎モントレー」の従業員休憩室だ。

エントランスからPOPで可愛い。
中に入るとウッドの香りがするほどの気持ちいい空間。

大人数での利用はもちろん1人席も充実。
もちろんwifi完備。

ちょっとした小上がりも。

ミーティングルームも設置。
ここは、スタッフに開放し、自由に使えるので評判がいいとのこと。

快適に休暇時間が過ごせれば疲れも取れるというもの。

昔は「従業員休憩室は余った場所に作ればいいんだよ」なんて言っていた人もいたっけ。
そんなのは今も昔。

たまプラーザテラスを作った時は、まず、マネジメントオフィスと従業員休憩室の場所を決めた。
それも最上階の大きな窓の取れる場所。
その時、マネジメントオフィスと従業員休憩室を隣接させた。

それは、テナントスタッフが休憩時間の時、気軽にオフィスを訪ねてきて欲しかったからだ。
オフィスが遠く離れれば当然足も遠のくと言うもの。

この高崎モントレーの従業員休憩室もスタッフの疲れを癒し、最大のパフォーマンスで働くことを予感させる。

従業員休憩室のリニューアルを計画してる方は、高崎モントレーの従業員休憩室の視察をお勧めします。

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-