今、工事費が高くなり、多くのプロジェクトが見直しを迫られている。
ショッピングセンターのリニューアルも同様に投資回収がかなり難しい。
そもそも、ECも無い黒電話時代に作られたショッピングセンターのビジネスモデル
リニューアルと称して、その時々の人気テナントに登場頂くことで、売上も賃料も増加した。
でも、今は、競合は増え、ECが伸長
人口は減り、高齢化は進む
それでも、なお、「リニューアル投資は、売上と賃料のアップ分で回収せよ」と言明を受ける
実は昔から「ショッピングセンターのリニューアルて、別にリニューアルして無いよね」と言う外部からの意見は多かった。
テナントの顔ぶれが変わるだけだし、何がリニューアルなの?と言う一般的な意見だが、当の担当者はリニューアル=テナントの刷新に邁進する。
これからますます人口は減り、テナントの出店は逆選択
テナントの顔ぶれを変えるだけでは、投資回収どころか、魅力の向上も怪しい。
そんな状況で考える本当のリニューアルとは、ビジネスモデルを変えることにある。
販促、接客ロープレ、MD、テナントミックス、ミステリーショッパーと言った【マーケティング1.0】からどれだけ進化出来るか
このSCマーケティングは、普通借家契約システムを前提に作られたビジネスモデル
本当は定期借家契約が整備された2000年に変わらなければならなかったショッピングセンタービジネス
でも、残念ながら変わることなく24年が過ぎた。
その間、スマホの登場、震災、リーマンショック、そしてコロナ禍を経ても変わらない。
未だ、売上金管理に日報文化、キャッシュレスはいつ?
SCのリニューアルとは、見せかけを変えるのではなく、内部(意識とビジネスモデル)を変えることだと考えています。