SCアンドパートナーズ

VOL.1061 「生成AIと著作権問題」

「ショッピングセンターが賃料以外で収入を得る方法はいくつかあります。

・広告収入:
ショッピングセンター内のデジタルサイネージやポスター、フロア広告などを利用して、企業やブランドから広告料を徴収します。

・イベントスペースの貸出:
ショッピングセンター内の広場や特定のスペースをイベントやプロモーションのために貸し出すことで収入を得ます。例えば、ポップアップショップや展示会などです

・駐車場収入:
駐車場を有料化することで収入を得る方法です。特に都市部では駐車場の需要が高いため、安定した収入源となります。

・デジタルサービス:
ショッピングセンターのアプリやウェブサイトを通じて、オンラインショッピングやデジタルクーポンの提供を行い、手数料を得る方法です。

これらの方法を組み合わせることで、ショッピングセンターは多様な収入源を確保し、経営の安定性を高めることができます。どの方法が最適かは、ショッピングセンターの立地や顧客層に応じて選択することが重要です。」

これは、ネットサービスで「ショッピングセンターで賃料以外の収入の獲得方法はどんなものがありますか?」と質問したら返ってきた答えですが、この引用元として、下記の私のDCSオンラインの連載が記載されています。

これです。 

1: ショッピングセンターの収入源に関する情報 2: ウィズコロナ時代のショッピングセンター経営


https://diamond-rm.net/serial/with-covid19-shoppingcenter/

10年もコンサルタントとして執筆活動を続けていると、こういった生成AIに登場することも増えました。

この状況に対して、私は、「時代だな」程度にしか受け止めていなかったのですが、昨日、新聞協会からこんな発表がありました。

「生成AIにおける報道コンテンツの無断利用等に関する声明」の公表(新聞協会)

https://www.pressnet.or.jp/statement/broadcasting/240717_15523.html

詳しい内容はこちらのURLから見て欲しいのですが、これまでの検索エンジンでは、検索ワードで情報の入り口までの誘導で済んでいたものが、今は、その中身を要約したり、他の情報と組み合わせたり、時には誤っていたり、看過できない状態になっているということのようです。

確かに、新聞報道は人の足と取材と原稿作成とリーガルチェックと信憑性のチェックと、ものすごい労力と時間とコストをかけて作っています。

ところが、生成AIは、いとも簡単に検索し、加工し、長文の文章まで作ってしまいます。

利用者からすると便利ですが、情報を作る方にしてみればたまったものじゃない、ということでしょう。

新しい技術が出てくると必ずハレーションが起こる。

でも、それを乗り越えて今がある。

この問題の行方、とても興味深いですね。

ちなみに私の個人から発信された著作物は、引用元をしっかり記載していただければ、お使いいただいて結構です。

最近は、他者のセミナーや営業用プレゼン資料に使用されているのを見て驚くこともたびたび。

その他、引用した(パクった)資料を持ってきた方がいて、「あの、これ、私のなんですけど。。。」という笑えないエピソードもあったり。笑

引用は注意しましょう。

特に一般誌/公開誌/有料誌になっている場合は、その発行元のルールに従って下さい。

よろしくお願いします。

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-