SCアンドパートナーズ

VOL.1032 「初めて松本に行きました」

松本駅、初めて来ました。

スキーで白馬方面に行くことは多いのですが、途中で下車することは少なく、初松本です。

松本市、今は長野県ですが、昔々は、「筑摩県」の県庁所在地だったとか。

長野県と合併してからは、その座を長野市に渡すものの今も長野県2位の街。

日銀があるので中心だったことを感じます。

駅を降りるとまず「MIDORI松本」

JR東日本の子会社「株式会社ステーションビルMIDORI」の経営

長野駅のMIDORIは、何度か行ったことがあるのですが、こちらは初めて。

今日はここでランチをいただくことに。

やはりそばが美味しい。

お土産も充実しています。

外観から築年数を感じ、ネットで調べると1978年の開業。

今から46年前。

鉄筋コンクリート造は100年持つと言われますが、いつかは建て替えの時期を迎える。

地方圏において、商業テナントを中心にした賃貸ビルにおいて、取り壊し工事費と新築工事費、これらを賃料で回収する事業計画は描けるどうか、心配ですね。

街の中心部に歩いていくとパルコがあります。

松本城のおひざ元。

鉄道が敷かれる前は、お城を中心に街が作られていたので、このあたりが城下町?

残念ながらこちらは、来年(2025年)2月に閉鎖になるようです。

少し歩くと古い街並みを再現したような通りが。

読むと京から長野の善光寺へ向かう街道として栄えたとあります。

風情があってなかなか良い空間です。

でも、お店が両側に並ぶせっかくの空間、車を止めて歩行者専用道路になると良いですね。

しばらく歩くとイオンモール



こんなに駅近のイオンモールも珍しい。

別棟もありブリッジでつながれています。

ユニークと感じたのはイオンスタイルの上層階

ここからイオンスタイルのエリアになると思いますが、テナントが並んでいるような空間と店舗設計がなされています。

今回、松本に来て感じたのは、とにかく道路が綺麗に整備されていること。

歩道付きの道路が綺麗に整備されています。

ここで思うのは、

どこまでも車を走らせる(侵入できる)街のデザインが本当にいいのか、です。

確かに消防自動車や救急車などどこまでも入っていける道路整備は必要。

でも、人にやさしくないようにも感じます。

松本は、江戸時代、9万人が住んでいたそうです。

鉄道も高速道路も無い歩くだけの社会で9万人の集積は相当の賑わいだったのではないでしょうか。

今、松本市は23万人

人口世帯数の推移

最近まで人口は増加してきましたが、243,293人(2019年)をピークに減少に転じ、今は234,740人(2024年5月)と少しずつ減っています。

公共インフラが整備されて利便性が向上しても、恐らく9万人の江戸時代の方が賑わっていたように思います。

色々考えさせられる旅となりました。

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-